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2018/05/28

ストレス・耳鳴り・頭痛・眼精疲労におすすめのセルフケア
ストレス・耳鳴り・頭痛・眼精疲労に、三重県津市のじねん堂が提案するセルフケア

 

じねん堂では、初回の治療がどのように患者様の心身に影響を及ぼすか確認するため、明らかな改善が見込める場合を除いて、初回からホームケアをご案内することはありません。

 

しかし、じねん堂にまだ掛っていない、あるいは掛る予定のないかたが、特に指導を必要としない種類のホームケアを行うのであれば話は別です。(←少し言い訳っぽい)

 

 

今回は、手軽でありながらストレス・耳鳴り・頭痛・眼精疲労などの予防・改善に有益なホームケアを紹介します。

 

 

■目次
 1. ツボの宝庫! 胸鎖乳突筋
 2. やってみよう! 胸鎖乳突筋ゆらし
 3. プラスアルファの話

 

 

1.ツボの宝庫! 胸鎖乳突筋

 

胸鎖乳突筋とは、耳の後ろの骨から喉元、鎖骨にかけて走っている筋肉で、顎を引くように首を曲げたり、左右に改選させたりするときに働きます。

 

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この胸鎖乳突筋の上や周囲には沢山のツボがあって、のどや頭の症状のほか、身体全体の調子に関わる症状にも影響を及ぼすと考えられています。

 

ツボの名前と主治(主に影響を及ぼす症状)を列記すると…

 

 

翳明(えいめい)

近視、遠視、白内障、めまい、不眠、精神疾患など

翳風(えいふう)

中耳炎、耳鳴、片頭痛、顔面神経麻痺、歯痛、咽喉炎、しゃっくりなど

天牖(てんゆう)

斜頚、片頭痛、後頚部のこわばり、扁桃炎、突発性難聴、脳血流、免疫、精神疾患など

天容(てんよう)

片頭痛、咽頭炎、扁桃炎、耳鳴り、頚部リンパ腺腫大など

天窓(てんそう)

斜頚、喉の腫れ、耳鳴りなど

扶突(ふとつ)

咽喉頭炎、扁桃炎、声枯れ、咳、喘息、頚部リンパ節の腫れ、甲状腺炎、寝違えなど

天鼎(てんてい)

扁桃炎、歯痛、肩こり、ストレスなど

人迎(じんけい)

呼吸器疾患(喘息、扁桃炎、気管支炎など)、バセドー病、高血圧、るいれき、甲状腺腫など

水突(すいとつ)

喘息、気管支炎、咽頭炎、喉頭炎など

気舎(きしゃ)

斜頚、扁桃痛、気管支炎、咽頭炎など

天突(てんとつ)

せき、喘息、咽喉炎、扁桃炎、声枯れなど

 

 

このようになります。沢山ありますね。

 

主治は色々な資料から集めてきていますので、流派・学派によっては該当しないものもあります。

 

 

さて、幾つものツボと主治とを列記しましたが、その位置がどこかは敢えて書いていません。

 

理由は単純。

 

ツボの位置を知らなくとも、胸鎖乳突筋全体を刺激すれば、全てのツボを刺激できてしまうからです。

 

その刺激方法も、とても単純です。

 

 

2.やってみよう! 胸鎖乳突筋ゆらし

 

ひねりも何もあったものではない名前のホームケア。

 

目的はふたつです。

 

ひとつは、ツボを刺激することによる心身への影響を期待して

 

もうひとつはその名の通り、硬くなった胸鎖乳突筋をほぐすため。ストレスを感じると首にグッと力を入れてしまいがちですから。

 

 

方法は、胸鎖乳突筋を指でつまんで前後にやさしく揺らす(ずらす)だけです。簡単でしょう?

 

 

前に動かして、少し抵抗を感じたら後ろに動かして…。

 

1か所あたり30秒ほど。上の方から順に、4~5分割して行います。“30秒”にはあまりこだわらなくて結構です。一応のめやすです。

 

揺らしているうちに抵抗が少なくなって前後の動きが大きくなれば、そこが限度。20秒ほどのこともあれば、30秒を超えることもあるでしょう。

 

ただし、1か所あたり1分は超えないようにしましょう。

 

 

もしかしたら、胸鎖乳突筋がつまめないほど緊張しているかたもあるかもしれません。

 

 

そんなときは無理をせず、「ぷに、ぷに。」と、皮膚を寄せるようにつまんでみましょう。

 

皮膚を寄せて、すこし引き上げる(引き上げられなければ寄せるだけ)。

 

引き上げたのを降ろして、寄せた皮膚を戻す。

 

この繰り返しです。

 

何度か繰り返すうちに、きっと胸鎖乳突筋が緩んでつまみやすくなってくるでしょう。

 

ちなみにこれは、「整膚」という手法の中のテクニックです。

 

整膚が筋肉を緩める作用については過去に実証済みですので、どんどん使ってください。簡単で有益な手法です。(整膚手技操作による肩部筋硬度の変化 第48回 中部理学療法学会)。

 

 

3.プラスアルファの話

 

ときどき、胸鎖乳突筋をつまんだりゆらしたりすると後頭部に引っ張られる感じがする人がいらっしゃいます。胸鎖乳突筋が後頭部まで伸びているわけではないのですが、解剖学的には関連のある場所です。

 

引っ張られる感じがするから重篤だというわけではありません。そこにも症状があるというだけですからご安心ください。

 

前述の整膚の要領で後頭部をつまんだり、拳を軽く当ててキュッキュッと皮膚を気持ち良い方向にスライドさせましょう。

 

 

もしかしたら、「風池穴(耳の後ろの骨の下の高さで、背骨のラインとの中間点)」の指一本分くらい上に、押さえたらツーンと抜けるような痛みを自覚することもあるやもしれません。

 

ここは鍼をするのにとても良いポイント。上風池と勝手に呼んでいますが、教科書には載っていないし、もしかしたら人によっては風池穴が少し上に出るのかもしれませんね。

 

ご自分でとなると、指でじわーっと押さえることになるでしょう。

 

でも、やり過ぎには充分気をつけてください。

 

気分が悪くなったり、余計に痛みが強くなったりすることもあります。

 

セルフケアの場合、首周りは特にやさしい刺激が望ましいのです。

 

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のどぼとけの高さと胸鎖乳突筋の前のラインの交差点にあるツボ「人迎穴」の、さらに指の幅1本分ほど上に、硬いグリグリや押さえた時の痛みを感じる場合もあります。(甲状腺はのどぼとけよりも下の位置です。ここにグリグリを触れてもあわてないでください。)

 

ここもなかなか良いポイント。偏頭痛のあるかたが反応を示すことの多い印象です。

 

ピップエレキ○ンとか、金属の粒がついたシールを貼っておいても良いでしょう。

 

ここも、指でギュウギュウ押すのはお勧めしません。

 

 


 

 

いかがでしたか?

 

後半はホームケアの範疇から逸脱してしまった気もしますが…。

これで下手な鍼灸マッサージや整体に掛らずに済み、お金と時間を節約できると良いですね。

 

とはいえ、今回お示しした方法を2週間行っても全く改善されない場合は、医療機関を受診するほか、鍼灸の受療も選択肢として考えてみてください。