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2016/02/23
妊娠の段階と「我が子」という認識
三重県津市の鍼灸師、西出隆彦でございます。
さて、妊娠という状態は、受精卵が子宮内膜に着床することで成立します。
ほどなくして妊娠検査薬に反応が出るようになり、胎嚢確認、心拍確認。徐々に人の形をしてきて、大きくなって、「赤ちゃん」として生まれてくるわけです。
ところで、母親はどの段階で「我が子」という認識をもつのでしょう。
人の形をした「胎児」になってからでしょうか。あるいはその前。「胎芽」の状態からでしょうか。
私の印象でしかないのですが、妊娠に苦戦すればするほど、我が子と認識する段階が早くなるような気がします。
多く遭遇してはいないものの、凍結させた受精卵や採卵予定の卵胞を指して「今回の子はね…。」と話される事例もありました。
日常的に物品を“この子”と擬人化表現する方も少なからずいらっしゃいますので、実際はその範疇の出来事なのかもしれませんが、状況が状況ですので、今この記事をタイプしながらも身の引き締まる思いがします。