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2016/10/05

【大ウソ】人工授精は妊娠率を下げる?
人工授精

不妊鍼灸に注力中。じねん堂はり灸治療院です。

 

 

さて、昨今、不妊患者をターゲットにした整体院や鍼灸院が増えてきました。

 

ホームページやSNSでの情報発信に熱心な施設もあるようです。

 

正しい情報ばかりであれば良いことなのですが…

 

 

1周期あたりに自然妊娠する確率は約20%

 

人工授精の成功率は同じく1周期あたり5~10%

 

つまり人工授精は妊娠率を下げる危険な手法なのです!

 

 

この種の言説に惑わされた方からの相談を受けることが時々あります。

 

 

「妊娠率が下がるのなら、不妊治療せずに自然な方法で妊娠したい。」

 

「その手助けとして、鍼灸を受けたい。」

 

 

気持ちは分からなくもないですけれども、ご注意ください。

 

これはいわゆる“数字のマジック”。ミスリードを誘う詐欺師の論法です。

 

 

不妊について論じる場において、自然妊娠の確率と人工授精の確率とを同列で比較できるでしょうか?

 

 

“物語”を想像してみてください。

 

 

あなたは自然妊娠が出来なくて不妊治療を行うこととなった。

 

そして半年間のタイミング法で結果が出なかったので人工授精にステップアップした…。

 

 

さて、このようにして人工授精に至ったあなたが、自然妊娠できた確率は何パーセントでしたか?

 

 

 

そう。

 

 

0%なのです。

 

0%のかたが、人工授精にステップアップするのです。

 

そしてその0%の妊娠率が、人工授精によって5~10%にまで引き上げられるのです。

 

さらに、累積妊娠率であれば20〜30%にまで上昇します。(5~6回で頭打ちにはなります)

 

妊娠率は下がるどころか「爆上げ」ではありませんか!

 

人工授精が妊娠率を下げるだなんて、真っ赤なウソなのです。

 

 

 

いかがですか?

 

自然妊娠の妊娠率と人工授精の妊娠率とを同列で比較することの無意味さを、そして、人工授精を悪し様に言い、患者から適切な治療の機会を奪ったり東洋医学的な鍼灸や整体にかかり続けることを促したりする者たちがいかに賢しらか、ご理解いただけましたでしょうか。

 

数字のマジックに騙されぬよう、くれぐれもご注意ください。

 

 

じねん堂は正確な医療情報の提供を特に意識し、不妊鍼灸に取り組んでいます。