BLOG

2016/04/01

治療・無治療それぞれの症状経過モデル(自律神経失調症状を想定)
自律神経症状に対する鍼灸治療の経過

例え話をするにしても、なるべく事実に近い事柄をと心掛ける鍼灸師、西出隆彦です。

 

 

さて、前回は治療院側が継続治療を勧める際によく使われる図を引用しました。

 

その図は、小さな好調・不調の波はあるものの治療のたびに症状が寛解していって、無治療を中断するとどんどん増悪してくる様子を表したもので、それに対して「自律神経症状に関してはそんなに都合よく経過することは少ない」旨の感想を述べさせていただきました。

 

 

では実際にはどのような経過をたどることが多いのでしょう。

 

週1回の頻度で状態を確認すると仮定した症状経過モデルを考えてみました。

 

keika

 

なお、図にある症状経過は実在のものではありません。

 

点線は近似曲線といって、好調・不調の推移の平均値のようなところを滑らかにつないだものです。

 

“「まあまあ」の領域”とは、まさに読んで字のごとく、「好調ではないけど不調でもない、まあまあの状態」のことです。

 

何となくイメージはつかめるかと存じますが、この図は…

 

 

1.治療を継続していても、好調・不調の波は初回来院時よりも不調側に達するほど大きい

 

2.無治療でも“「まあまあ」の領域”へ単発的に達することがある

 

3.長い目で見た時(点線)、治療をしていれば徐々に改善していく

 

4.同様に無治療を長い目で見た場合(点線)も、少しずつではあるが改善していく

 

5.しかし無治療の場合、平均して“「まあまあ」の領域”に入るには相応の期間を要する

 

 

以上のような事柄を表現しています。

 

 

個人的にはこのような図をもってご案内した方が、継続治療の必要性が伝わりやすいのではないかと考えています。