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2018/11/22

じねん堂の自律神経症状治療
津市で自律神経失調症治療ならじねん堂

じねん堂が津市久居に開院以来注力してきた自律神経症状に対する鍼灸治療。

 

このページでは自律神経失調症と弊院の治療について、詳しくお示しできればと思います。

 

 

■目次

 

 1.自律神経失調症とは

 2.患者様の声

 3.鍼灸に出来ること

  (1)東洋医学的な観点からの治療

  (2)じねん堂の鍼灸

  (3)鍼灸の限界

 4.治療効果を高めるために

  (1)近赤外線星状神経節近傍照射

  (2)徒手療法・各種エクササイズ

  (3)自宅でのお灸

 5.データで見る改善率

 6.通院のめやす

 

 

 

1.自律神経失調症とは

 

 

交感神経と副交感神経という二つの自律神経は、意思とは関係なく自動的に働いて身体の環境を調整していますが、何らかの原因によってバランスを崩すことがあり、その結果、さまざまな症状が現れてくるとされています。(これらの症状のことを自律神経症状といいます)

一般的には「頭痛がする」「だるくてつらい」「動悸が激しい」などさまざまな症状があるのに、病院で検査をしても何も異常が見つからない場合を指して、自律神経失調症と呼びます。自律神経失調症は診断名であり、正式な病名ではありません。このホームページでは自律神経症状と記載しております。

自律神経の症状には現れ方の強弱や期間など個人差がありますが、主な症状をあげると次のようになります。

 

 

【全身的な症状】

体がだるい、疲れがとれない、眠れない、食欲がないなど

 

【体の各器官に現われる症状】

頭痛、頭が重い、動悸、胸が苦しい、めまい、立ちくらみ、冷え、のぼせ、吐き気、胃もたれ、便秘、下痢、じんましんなど

 

【別に病名がつく場合】

ある特定の臓器や器官に症状が強く現れる場合は、別に病名がつくことも。

過敏性腸症候群、胃・十二指腸潰瘍、過換気(過呼吸)症候群、気管支喘息、更年期障害など

 

※太字は弊院の症例で特に多い症状

 

 

自律神経失調症を引き起こす原因の多くは、ストレスをコントロールできずにため込んでしまうことだと言われています。

そのストレスとしては、家庭や職場の人間関係、転職・転勤などによる生活環境の変化、事件・事故など社会的環境の変化があげられます。

気まじめ・責任感が強い・完璧主義などの性格も、ストレスをため込んでしまう要因となります。

さらに、同一姿勢・不良姿勢の継続など、肉体的ストレスによっても自律神経のバランスを崩すと考えられています(これについては下段で少し詳しく説明しています)。

 

 

 

2.患者様の声



自律神経症状でじねん堂に掛られた患者様から、次のような声をいただいております。

 

■体が軽くなりました!!!!

不眠、胃腸症状、動悸、喉のつまり、吐き気、めまい、体のふらつき、手足のほてり、耳の奥の痛み

33歳3児の母です。

20歳で就職してから、自律神経症になり、25歳で子供を出産して、2つおきに2人目3人目を出産し、夜泣きに悩まされ、寝れない日々を送り、不眠症になり、自律神経失調症が悪化しました。

(不眠、胃腸症状、動悸、喉のつまり、吐き気、めまい、体のふらつきやかたむき、手足のほてり、耳の奥の痛み)

これらの症状が日によりかわって出てきました。

首のこりや、肩こりになり、首にしこりが出きて、寝違いやクシャミや変な動きをするとすぐに首の捻挫になりました。

毎日自分が病気なんだと不安になり、 内科、整形外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、婦人科、接骨院、背術院、リンパマッサージに行き、胃カメラ、心電図、血液検査、首、腰、脳のMRIをしましたが、異常なし。良くならず。

インターネットで調べていて、じねん堂さんを発見。今年の1月に初診しました。

鍼とお灸をしてもらい、家でのストレッチを教えてもらいました。

簡単なストレッチなので毎日続けることができました。

自律神経失調症はだいぶよくなり、肩こりも改善に向かっていましたが、首のしこりがなくならずにいました。

4月にスーパーライザーという機械をしてもらったら、首のしこりが小さくなり、首を横向けたり、上を向いたりしても痛みがなくなりました!!

そしたら、自律神経失調症の症状もほとんど出なくなりました。

長年悩んでいた悩みが解消され、休みが思いっきり楽しめるようになりました。

自分は何の病気なのかと不安に思い、インターネットで調べる毎日でしたが、調べることがなくなりました。

自分の気持ちも楽になり、体も軽くなり、毎日が楽しみです♪ じねん堂さんには本当に感謝です。(口コミサイトから転載)

 

■じんましんが消えました!

頭痛、じんましん、過敏性腸症候群

こちらに通いはじめて半年になります。

頭痛、じんましん、過敏性腸炎で治療開始しましたが、頭痛は1ヶ月をすぎた頃、じんましんと過敏性腸炎は2ヶ月目でほぼ気にならなくなりました。

いまはストレスを感じたときに腸炎の症状が出るので、4週間に1回のペースで治療していただいています。

先生は写真ではコワモテですけど、実際に話してみるととても気さくな方で、リラックスして治療を受けることができました。

ありがとうございました。(口コミサイトから転載)

 



※コメントはあくまで個人の感想であり、全てのかたに同様の施術効果を保証するものではありません。

さらに患者様の声をご覧になりたい場合は、「患者様の声」のページへお進みください


 

3.鍼灸にできること



自律神経症状への施術に関して、様々な治療院がそれぞれに特徴ある治療法を標榜し、効果を謳っています。

しかし、鍼灸を用いて自律神経失調症状の改善に注力し、支持を頂いている治療院は(少なくとも津市近辺には)弊院を措いて他にないと自負しております。


じねん堂であればあなたの悩みを解決できるかもしれません。


 

(1)東洋医学的な観点からの治療



『どこも悪くない』『病名をつけられない(から自律神経失調症だね)』などと、病院や他の施設などで半ば見放されてしまう症状や状態。

それらは西洋医学的な観点からは問題が見つからないというだけであって、東洋医学的な見地から診断すると問題が見つかることが多々あります。

病院などで『異常が無い』と言われ続けた患者様に対し、私は度々、「東洋医学的には問題がありますね。」とお話します。

問題が見つかるということは改善の余地があるということであり、東洋医学的に見つけられた問題には東洋医学の考えに基づいた鍼灸が威力を発揮します。


もちろん、西洋医学より東洋医学が優れていると考えているわけではありません。

“症状”という医学的な事実に対するアプローチが洋の東西で異なり、各々に得意な領域・不得意な領域があるというだけ。

ここで重要なのは、患者様の心身が今、どのような施術を求めているのか、どのような施術でより効果が出るのかなのです。


じねん堂は東洋医学的な観点から、自律神経症状にアプローチしています。



(2)じねん堂の鍼灸


じねん堂では東洋医学的な鍼灸の手法として古典鍼灸術の原典である黄帝内経(紀元前475~221年成立)に近い手法を採用しています。

そのひとつが、「董氏楊氏奇穴」。

​董氏奇穴は、董景晶(1975没)により73名の弟子に伝えられるまで、漢の時代から長きに亘り董家に伝わる一子相伝の奥義でした。

その後、弟子のひとりである楊維傑が中心となって体系付けがなされ、現在、理論のシンプルさと効果発現の速さ・確実性により、中国・アメリカをはじめ、世界レベルでの広がりを見せています。

我々は体系付けの中心となった楊氏への敬意をこめて、この手法を「董氏楊氏奇穴」と呼んでいます。

董氏楊氏奇穴の特徴として第一にあげられるのは、患部に鍼を刺入しない遠隔治療である点です。

身体を巡る“気”の経路である経絡同士の関係や、740余の独自のツボ(奇穴)を利用して、患部から離れたポイントを刺激することで種々の生理反応が引き出されます。

独自のツボ(奇穴)は当然、一般的な鍼灸学校の教科書には載っていません。連綿と受け継がれてきた董氏奇穴の歴史の中で、特にパワフルなものが今に遺されているのです。


なお、鍼によって引き起こされる生理反応は「血流増加・鎮痛・抗炎症・神経系の調整」であると考えられています。

これらは董氏楊氏奇穴に独自の反応ではなく、鍼灸全般にも見られる反応ですが、遠隔治療であることや反応の速さ・強力さといった面において、他に類を見ない手法であると考えられます。



黄帝内経に著されている治療の手順によると、最後の仕上げとして「身体の気の流れを調整する」必要があるとされています。
 

これに準じた手法として、じねん堂では経絡治療と呼ばれる治療を採用しています。この手法は古典を基に日本で発達したもので、「刺さない鍼」や「熱くないお灸」など、ごく軽い刺激を特徴としています。本来は“仕上げ”の位置づけですが、この手法だけで対応できる症状も少なくありません。

特に刺激に対して敏感なかたや、精神症状がメインのかた、突出した症状が無くて全体的に不調だというかたには、経絡治療を中心に施術を組み立ててます。

なお、じねん堂の施術者は、経絡治療の学術団体で10年に亘り県支部長を務め、後進の指導にあたった経験もあるスペシャリストです。



(3)鍼灸の限界


血流を改善したり筋緊張を緩和する力も非常に力強いと言えます。

しかしながら、癌などの重篤な疾患が裏に隠れていたり、​強力なあるいは多種の薬剤服用がなされていたり、高齢・衰弱によって生理機能が低下していたり、あるいは取り除けない物理的刺激要因・生活習慣上の問題があったりすると、治療効果が現れにくかったり、症状の“もどり”が早かったり、治療期間が長期に及んだり、場合によっては治療をお断りしたりすることがあります。

鍼灸はとても有益な治療法ではありますが、万能ではないことをご承知おきください。




4.治療効果を高めるために


ここまでは、じねん堂が伝統的な鍼灸術を用いて自律神経症状の治療にあたっているものの、それだけでは十分な効果を得られないこともあると述べてきました。

じねん堂では鍼灸だけでは十分な効果が発揮できないと思われる症状に対し、あるいはさらに良好な治療成績を得るため、次のような方法を取り入れています。


 

(1)近赤外線星状神経節近傍照射(スーパーライザー)


スーパーライザー療法は自律神経機能の改善が期待できる方法として、病院等の医療機関でも取り入れられている物理療法です。じねん堂は三重県下の鍼灸院では初めて、最新の直線偏光近赤外線治療器であるスーパーライザーPXを導入しました(東京医研調べ)。

自律神経機能の改善を図る場合、首の部分にある神経のかたまり(星状神経節)に照射します。

スーパーライザーによる近赤外線星状神経節近傍照射

治療経過の途中から鍼灸治療にスーパーライザー療法を加えた直後から急速に症状が寛解した事例や、他施設においてスーパーライザーの星状神経節照射を受けていても芳しくなかったかたが、弊院での鍼灸治療とスーパーライザー療法を受けるようになって改善した事例を経験すると、鍼灸治療とスーパーライザー療法は同時に行ってもお互いの効果を妨げ合うことなく、むしろ相乗的に働いている印象を受けます。

実際鍼灸治療のみの場合と、鍼灸治療にスーパーライザーを組み合わせた場合とでは、後者の方が20%高い改善率となっています(じねん堂での統計。第67回(公社)全日本鍼灸学会学術大会にて発表)。


じねん堂の自律神経治療にはスーパーライザーが欠かせないものといえます。



(2)徒手療法・各種エクササイズ


鍼灸治療は心身の調子を整えるのに大きな力を発揮します。血流を改善したり筋緊張を緩和する力も非常に力強いと言えます。

しかし、それだけでは日常生活で長年癖付けされた姿勢や筋・骨格のねじれ・歪みなどの習慣を正す事が難しいのもまた事実。

自律神経失調症というと“原因不明の体調不良”というイメージが強いかもしれませんが、人体の構造上の不均整(姿勢の乱れ)が自律神経系の乱れを惹起することも一つの要因として考えられます。

突然前方から顔に向かってボールが飛んでくる場面を思い浮かべてみましょう。

肩をすくめ、背を丸め、首に力を入れ、眼を固く閉じ、歯を食いしばり、腕を上げ、手のひらを前方に向け、上半身全体を後方へ引く動作を反射的に行うはずです。

これに近い筋肉の働きが、精神的なストレスを感じた時にも引き起こされていると考えられます。危険を感じたとき、我々の身体は無意識のうちに防御の姿勢を取っているのです。


ボールは一回飛んでくるだけですが、生活上のストレスは持続的なことが多いですから、筋肉の緊張も長時間に及ぶ可能性があります。

これが日常的に繰り返されることによって、防御姿勢・不良姿勢が固着してしまいます。

そして、筋肉が防御姿勢を取っている(ような収縮をしている)状態を脳が感知すると、今度は身体各器官へ「緊急事態。緊張状態を維持せよ!」という指令を下してしまいます。

緊張がさらに緊張を呼ぶ、まさに悪循環。


ですから、不良姿勢に代表される筋・骨格の不均等はなるべく早く解消した方が良いのです。


それには、筋肉を緩めるのはもちろんのこと、身体各部位の位置や筋肉の使い方を身体に再学習させることが重要になってきます。


習慣化してしまった防御姿勢や不良姿勢の矯正、好ましい姿勢の再学習には、手技療法(整体・機能訓練)やエクササイズが最適です。


また、 自律神経失調症状にお悩みの方は、長期間にわたるつらい症状のために活動量が減少し、体力が低下してしまっていることも少なくありません。

そしてそのことが回復の妨げにもなっています。

衰えてしまった筋力・体力を元に戻すには、エクササイズのように積極的な働きかけを行うことが効果的であると、じねん堂では考えています。


このような考えから弊院では、鍼灸治療に加えて筋肉や骨格に直接作用するような手技療法やエクササイズを行うことにより、より速やかな寛解を目指しています。


もちろん、再発防止のための手段としても、ウォーキングやストレッチ、種々の筋力トレーニングは有益です。



(3)自宅でのお灸


じねん堂ではホームケアとして、自宅で出来る簡単なお灸をご案内しています。 治療効果を補完したり持続させたりするほか、治療期間終了後の再発予防策としても役だっています。


 

以上のように… 多方面からのアプローチが“快適な生活”までの近道になる との考えに根差し、自律神経症状の早期回復を図るべく治療にあたっています。


 

5.データで見る改善率


じねん堂では、自律神経症状に対する鍼灸治療の効果を検証するため、2か月以上治療を継続し終了した54名の患者様を対象に自覚症状の変化度合いを聴取しました。

それらを「無効、やや有効、有効、著効」の4段階に分類して評価したところ、「有効・著効」を「改善」とした場合の改善率が90%であると分かりました。

この成績は、鍼灸(経絡治療)と物理療法(スーパーライザー)との併用によってもたらされた効果であり、当院独自の鍼灸治療が自律神経症状の緩和に有効であると示すデータといえます。

また、「第67回(公社)全日本鍼灸学会学術大会」においては、鍼灸単体での治療と比較した検証も発表しました。



鍼灸と物理療法併用による治療成績に関しては、こちらの記事「弊院における自律神経症状治療の成績」に詳記しております。


 

6.通院のめやす


寛解までの期間について断言することは非常に難しいですが…。


じねん堂では、週1回以上の頻度で2か月を1クールとして、先ずは1クール様子を見ていただくことを目安としています。


弊院で治療を受けた沢山の方が症状の寛解をみているのは事実です。

単回の施術で大幅に改善することもあります。

しかし多くの場合、1ヶ月程度で何らかの変化が現れ、1クールを修了する前に治療間隔を開け始め、2クール目に入るように感じられます。


週1回にするか、それ以上にするかは、初回時に決めることもあれば、施術後の反応を見て2回目以降に決める(提案する)こともあります。


苦痛の改善は、(姿勢の改善も含め)全て患者様自身の治癒力によって成されたものです。

弊院の施術は患者様自身の治癒力を引き出すことを目的としていますので、患者様自身の“治癒する力”が元から少なければ、寛解までの時間はおのずと長くなります。

発症してからの期間が長かったり、年齢が高かったりすると、“治癒する力”が損なわれている可能性が高いです。このような場合、1ヶ月程度症状に全く変化が出ないことも珍しくはありません。


ただし、2か月以内にいくらか症状の変化がみられれば、継続することで寛解につながる可能性も高くなります。

逆に、2か月治療を継続しても変化が見られない場合、弊院の治療をこれ以上継続しても改善の可能性は低いと考えられます。

もちろん、2か月を超えて我慢強く施術を継続していただいた結果、寛解に繋がった例もありますが、それはごく少数でした。


以上の経験を根拠に、じねん堂では通院の目安を「週1回以上、2か月1クール」と定めているのです。


 





いかがでしたか? 弊院における自律神経症状改善に対しての理念・想いをご理解いただけましたでしょうか。


じねん堂にはこれまでに数多く、自律神経症状でお悩みの患者様が来院されています。

治療によって症状が緩和されていくと…

 

• 仕事に復帰できた

• 朝を迎えるのが苦でなくなった

• 友人や家族と気兼ねなく外出できた

• 色々なことをする意欲がでてきた

• 一日を穏やかに過ごす感覚を思い出した



等の声を頂戴します。



想像してください。

あなたを苦しませている自律神経症状が改善したら、どんなことがしたいか。

自分にしか分からない、あの形容しがたい辛さを意識することなく、人生を謳歌したくありませんか?


ずっと苦しんでいるから、体質だからといって諦めるのはまだ早いです。

じねん堂にお時間を頂戴できませんでしょうか。



未来の快適な生活を目指して、全力でサポートいたします!



お悩みの方はどうぞご予約下さい。