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不妊鍼灸の妊娠率が高くなる理由と弊院の姿勢

2015/12/01
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不妊症・不育症の鍼灸治療に注力中。三重県津市の鍼灸師、西出隆彦でございます。

 

以前、不妊鍼灸と妊娠率の関係について、日本産婦人科学会ARTデータブック(2012)にあるET(胚移植)あたりの妊娠率「全年齢の平均で28.8%」を引き合いに出して、非常に高い妊娠率を謳っている治療院と比較し、その確率が単純には比較できないものであると主張しました。「治療周期当たりなのか、一人当たりなのか」によって数字が大きく変わるという事でしたね。(→不妊治療と妊娠率のマジック

 

そして、鍼灸による胚移植当たりの妊娠率が特段高くないからといって「鍼灸は効かない。」と判断してしまっては早計で、特定不妊治療(体外受精及び顕微授精)の段階の患者様は医業による不妊治療を一定期間受け、それでも妊娠できないので鍼灸に頼らざるを得なかったといえるほど妊娠しにくい状態の方である場合が多いため、単純な妊娠率の比較だけでは見えないものもあるだろうとも述べました。(→不妊鍼灸における妊娠率

 

ところが、鍼灸院にかかるのは、なにも “鍼灸に頼らざるを得なかったといえるほど妊娠しにくい状態の方”ばかりではないのです。

 

つまり、病院で治療を受けるほどではないという自己判断のもと、鍼灸で体調を整えようとする事例も結構多いのだということ。

なかには鍼灸をせずに放っておいても妊娠に至る方もいるかもしれません。前述の記事の中で“回を改めて”と書いていたことです。

このような場合、治療周期当たりの妊娠率も一人当たりの妊娠率も、高いものとなることが推察されます。(こういった事例ではあまり治療周期当たりの妊娠率は計算しないのかな?)

ただ、この自己判断というのが曲者。

 

それは、医業による介入が早期に勧められる事例も時折存在するからです。

 

医業による不妊治療だけではなかなか結果が出なかった方の妊娠を助けうる鍼灸治療ですが、医学的に明らかになっている事実や器質的問題を捻じ曲げてまで治癒せしめるほどの力はありません。

患者様の妊娠の機会を無駄にしないため、弊院では常に鍼灸の適応・不適応を意識して施術に臨んでいます。

 

 

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じねん堂鍼灸療院

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住所:三重県津市久居北口町15-7
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