BLOG

2020/03/09

【今だからこそ!】完全予約制の鍼灸院を利用すべき、たった1つの理由

大仰なタイトルではありますが、今だからこそ、じねん堂のような完全予約制の鍼灸院を利用すべき理由はただ一つ。

 

それは、ほかの形態の治療院よりも、感染防止・予防の点で有利だから。

 

いきなりこのような一文を読んでも信じられないかと存じますので、以下に理由をお示しします。

 

1.ウィルスとの接触が少ない

 

じねん堂は個室対応の完全予約制。ほとんどの場合、院内には1人の患者しかいません。待ち時間もありません。まれに2人同時に施術することもありますが、受け付け時間をずらす上に施術室も別なので、他人と接する機会は最小限です。

 

カーテンで区切られた大きな空間を複数の患者や施術者が行き交い会話する施設よりは、感染のリスクが明らかに低いと考えられます。

 

また、患者ごとに枕カバーやタオルを交換するほか、シーツ類やドアノブ等の除菌は持続的な防菌作用を発揮するアルコール類(Etak)を塗布することで対応しています。

 


2.鍼灸院は感染防止対策に慣れている

 

そもそも鍼灸院は、鍼を体内に刺入したり、時には血液を扱ったりする関係上、日常的に感染防止対策を行っています。施術者の手指消毒はもちろん、器具の消毒・滅菌、必要に応じたマスク・グローブの着用、換気など、今般の感染騒動とは関係なく当たり前の行為として感染防止対策を続けているのです。

 

付け焼刃ではない対策。習慣づけられているので“うっかり”忘れることがない。

 

地味だけれども大きく違う。整骨院・マッサージ院・整体院には無い安心要因です。

 


3.養生の観点から

 

鍼灸は古来から、養生を重要視しています。

普段から健康維持のために鍼灸を受療する。

セルフケアとしてお灸をすえる。

どさくさにまぎれて「コロナ対策。お灸で免疫力アップ!」などと根拠のないことを宣伝する鍼灸院もありますが(お灸で免疫に関係する細胞の指標が増えたという論文(山下ら, 2001)もありますが、ではそれが感染予防にどれくらい有益かというと、よく分かっていないのが実際のところです。どうやら一時的な影響があるようだ…程度ですね。)、じねん堂はもっと現実的な意味で、今だからこそ鍼灸にかかるべきだと主張したいです。

 

不要不急の外出は避けなければと腰痛や肩こりなどの不調を我慢しているうちに、慢性化したり症状が強くなったりしないため。

 

社会不安や生活スタイルの変化によるストレスが引き金となる様々な不調(いわゆる自律神経症状)の手当て・予防をするため。

 

3月半ばに差し掛かり、実際にこの種の不調でご予約をいただくケースも増えてきています。しかも、新規ではなく、久しぶりにじねん堂を受療するという患者様からです。

ですから普段はじねん堂以外の整体やマッサージやリラクゼーションにかかっている方で、ジリジリと増す不調に耐えていらっしゃる方が、意外にたくさんいらっしゃるのではないかと思うのです。

 

今だからこそ必要な、より現実的な意味での養生を、感染のリスクが低い「小規模・個室・完全予約制」の鍼灸院で実践してはいかがでしょうか。

 

 

 

※ウィルスと感染経路について

 

今回のコロナウィルスは飛沫感染接触感染、そして空気感染と飛沫感染の中間的な感染で広がっていくとされています。

飛沫感染は、ウィルスが内包された飛沫(咳やくしゃみなどによって口から飛び出す細かい水滴)を吸い込むことで感染します。飛沫は水滴なのでそれなりの重さがあり、すぐに地面に落ちてしまいます。その距離は1メートル以下であると言われています。マスクを着用することで飛沫の飛散を防止することができます。

一方、接触感染は、菌やウイルスが付いた手で物を食べたり目をこすったりすることで感染することをいいます。
ドアノブやテーブル、椅子など、手を触れる可能性のある部分類はアルコール等で消毒することが一般的です。

日本感染症学会の見解によると、今回のコロナウィルスは空気感染と接触感染の中間のようなケースもあるようです。空気感染は飛沫の水分が蒸発した後もウィルスが空気中を漂って感染を広げるのですが、コロナウィルスは空気感染ほどではないにせよ、ごく短時間、空気中を浮遊するのだとか。これに関しては、部屋を換気することが重要になってきます。(もちろんじねん堂は定期的な換気を怠っていません)